南シナ海と東シナ海 2011 6 18

 現在、南シナ海では、
相次ぐ国際ニュースで、ご存知でしょうが、
中国と周辺国の間で緊張が高まっています。
 日本人は、昨年、尖閣諸島の問題がありましたが、
今のところ、東シナ海は「静か」なので、
南シナ海の緊張を「対岸の火事」のように眺めているでしょうが、
これは、間違いです。
 中国の戦略は、一度、ドカーンと大きく出た後は、
コツコツと着実に事を進めてくるでしょう。
だから、南シナ海の問題は、決して「対岸の火事」ではありません。
 もちろん、沖縄には米軍が大規模に駐留していますので、
中国は、南シナ海ほど強引なことはできないでしょう。
 中国の海洋進出にとって、米軍は本当に邪魔な存在です。
「米軍さえいなければ、とっくの昔に、
南シナ海も東シナ海も中国の内海になっていたのに」と思っているでしょう。
 ただし、こうした中国の動きは、尋常なものではありません。
よほど、切羽詰ったものがあると思います。
 歴史的に、中国は、「海禁政策」を取っていました。
つまり、海を暗黒のものと考え、海に進出することを避けてきたのです。
その中国が、あえて海に進出してくるのですから、尋常なものではありません。
そういうわけで、中国の周辺国は、重大な危機感を持つべきです。
















































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